32,780円(税込)
国土地理院の詳細地図データが
Illustratorで編集できる!
全国をカバーする安価な国土地理院のベクター地図データ「数値地図(国土基本情報)」と無償でダウンロードできる「基盤地図情報」をAdobe Illustratorで簡単に読み込み、地図制作で使えるようにするプラグインです。読み込んだデータはパス・シンボル・テキストによる普通のIllustratorドキュメントとなるので、自在に加工してDTPやデザインワークで使用することができます。2021年7月の数値地図の仕様変更に対応するとともに、使い勝手を大幅に向上させてバージョンアップしました。
数値地図(国土基本情報)はこちら
▲国土基本情報読み込み設定
▲基盤地図情報読み込み設定
2021年7月30日から、地図情報の属性データの文字コードがUTF-8に変更されました。これに完全対応しています。それ以前のデータも読み込むことが可能です。
無償でダウンロードできる国土地理院の「基盤地図情報」読み込み機能を追加しました。シェープファイルなどに変換することなく、ダウンロードしたデータをそのまま読み込むことができます。国土基本情報には含まれていない歩道形状や町丁目界のデータが利用できます(整備状況はエリアによって異なります)。
「数値地図(国土基本情報)」や「基盤地図情報」データはZIP形式で頒布されていますが、これを解凍する手間なくそのまま読み込めるようになりました。扱うファイル数が劇的に削減されて作業性が向上します。
従来のバージョンではSHP形式のみに対応していましたが、GML形式データも読み込みが可能になりました。
従来の地形図タイプのスタイルに加えて「淡色」「シンプル(道路を1条線で表現)」を追加しました。制作する地図に合わせて選択できます。
読み込み要素のカスタマイズがより詳細に可能/「高速道路(無料)」分類を新たに設定/Webメルカトル図法を追加/正距円筒図法で標準緯線指定が可能/幅員19.5m以上の道路中心線は真幅で表現/道路中心線の線幅を読み込み縮尺に応じて拡縮する「近似真幅モード」を搭載/幅員1.5m~3mの道路中心線も2条線表現で読み込みが可能/道路・鉄道・建物の上下関係を簡略化してシンプルなレイヤー構成で読み込む機能を追加
数値地図にはラスター(画像)データとベクターデータの2種類ありますが、「国土基本情報」の地図情報と「基盤地図情報」は、形状の編集が可能なベクターデータです(「国土基本情報」の標高メッシュデータは本プラグインでは読み込み対象外です)。
全国を縮尺1/2.5万地形図レベルのデータで収録するとともに、都市部では縮尺1/2,500レベルの道路縁・軌道形状データも同時に収録しています。
主要な道路や鉄道などの変化は速やかに更新され、新しいデータが刊行されます。ダウンロード販売なので、最新版をすぐに購入できます。
2種類のファイル形式で刊行されており、購入時に選択します。含まれる情報内容は同じです。どちらも専門的なシステムで利用される地図データのフォーマットで、Illustrator本体の機能では直接読み込むことはできません。
同じデータから3種類のマップスタイルで読み込んだようす
国土基本情報データ自体には色・線幅・フォントなどのデザイン情報は全く含まれていませんが、このプラグインを使用して読み込むと、基本的なデザイン設定と編集に適したレイヤー分けが自動で行われます。
設定されるデザインは、道路を2本のパスの重ね合せで2条線表現するタイプと、シンプルに1本のパスで表現するタイプがあります。作りたい地図のイメージや、データ量の制約に応じて選択できます。
複数の区画(メッシュ)のデータを一度に読み込むと、それぞれが正しい位置関係で配置されて、一枚の大きな地図データになります。
読み込まれたデータはパス・テキスト・シンボルで出来たアートワークになりますので、Illustrtorの機能で自由に編集することができます。文字の書き換え、フォントの変更、カラーや線幅の変更なども自由です。
主なカラー設定はグローバルスウォッチを使用、シンボルマークはIllustratorのシンボル機能を使用してデザイン設定されますので、読み込み後にIllustrator本体の機能でデザインを系統的に変更するのが簡単です。
要素の種別ごとに自動でレイヤー分けされるので、不要な要素を一括削除したり、系統的にデザイン変更を行うことができます。
▲国土基本情報データの読み込み要素設定
▲基盤地図情報データの読み込み要素設定
制作する地図で必要な内容に合わせて、読み込み対象にする要素を調節できます。必要ない要素は最初から読み込まないことで、読み込み時間を短縮することができます。
「数値地図(国土基本情報)」や「基盤地図情報」は直接グラフィック加工用に作られたデータではないため、そのままでは扱いが面倒なところがあります。本プラグインではできるだけ扱いやすくするための自動加工機能を備えています。
測量系データ一般の傾向として、一見ひと続きに見える線がしばしば実はブツブツと細切れのパスになっています。読み込み時にできるだけこれらを連結して扱いやすくする機能です。
元のデータはすべて折れ線ですが、これをベジェ曲線化してアンカーポイント数を大幅に減らす機能です。
地図投影設定ダイアログボックス
レイヤーを多数使って上下関係を再現する「詳しく再現」設定と、レイヤー数を抑えてシンプルな「橋・高架部を上にするのみ」設定から選択できます。
販売区画単位でまるごと読み込むのではなく、緯度経度で細かく範囲を指定することができます。作成する地図のエリアが小さい場合の読み込み時間を大幅に短縮できます。エリアが複数区画にまたがる場合に特に有効です。
地形図などで最も一般的なUTM図法のほか、平面直角座標系と正距円筒図法(緯度経度座標系)、Webメルカトル図法を選択できます。「おまかせ」指定により面倒な設定なしで読み込むこともできます。
パスの線幅やテキストサイズを変えず、指定した縮尺で読み込めます。
ご確認ください
■縮尺1/20万レベルの「数値地図(国土基本情報20万)」データには対応していません。本プラグインではなくPlugX-国土基本情報20万Reader2をご利用ください。
■本プラグインに地図データは付属していませんので、必要なエリアの数値地図(国土基本情報)を別途お求めください。
■一度に読み込み可能な地図データの範囲と読み込み時間は、対象地域のデータ量やコンピューターのスペックなどにより大きく変化します。データ量の大きい地図データを扱う場合、RAM16GB以上をお勧めします。
■本プラグインを使用して地図データ変換サービスなどを行うことはできません。あらかじめ使用許諾契約書の内容をご確認ください。
■国土地理院のデータを利用する際、用途によって出典の明示だけでよい場合と複製または使用の承認申請(無料)が必要な場合があります。詳しくは国土地理院のサイトでご確認ください。