南アルプスは、北アルプス(飛騨山脈)、中央アルプス(木曽山脈)と共に、日本アルプスを構成する「赤石山脈」の別名。山梨、長野、静岡の3県にまたがり、国内標高第2位の北岳、第3位タイの間ノ岳を筆頭に、南北120キロ、東西40キロのエリアに3000メートル級の高峰が連なる重厚、かつ雄大な山脈です。
山ふところが深く、北アルプスや中央アルプスのような開発が進んでいないことから、手つかずの自然が多く残るのも特徴で、森林限界が高く緑に覆われている、植物の固有種が多い、今なお隆起を続けている……など、自然の観察や学習の場として、ジオパーク、エコパークなどに指定されるエリアもあります。
本商品は、手描き鳥瞰図制作の第一人者が、南アルプスのほぼ全域を現地取材や地形図を読み込んで、横1メートル×縦約60センチに緻密に捉えた描き下ろし作品です。名峰はもちろん、連なる有名無名な数々の山を標高付きで掲載。天竜川、富士川、大井川などの大河川の奥深い源流域にある細かい沢筋も描き込みました。
よくあるデジタル鳥瞰図とは違う完全手描きの絵地図は、山や川の位置関係を把握しやすく、登山・ハイキングなどの際の参考や自然学習の教材、部屋貼りのアートとしても楽しめます。