- パレットに取得した設定は、Illustratorを終了するとクリアされます。
- 「設定取得」ボタンで設定を取得する際、通常は完全に重なった(同じ形の)パスで構成された重ね線である必要があります。形が同じでないパスから設定を取得するには、要素の構成パスをすべて選択し、Command(Mac)またはCtrl(Windows)キーを押しながら「設定取得」をクリックします。例えば上の国道の例では、通常はピンクのパスとグレーのパスどちらかを選択しておけば取得できますが、ピンクとグレーのパスで形状が若干違う場合、ピンクとグレーのパスをそれぞれ1本ずつ同時に選択しておき、CommandまたはCtrlキーを押しながら「設定取得」をクリックすればOKです。
- 環境設定で「重なっていないパスも取得する」オプションにチェックしておけば、重なりのない単なるパス(1条線の道路や鉄道、建物など)も、ひとつの設定として取得できます。パレットでその設定を選択して「作成」ボタンを押すことで、重ね線と同様にレイヤーやペイント属性を適用することができます。
- 「作成」ボタンは、複数パス選択に対しても有効です。例えばボタンを押す前に10本のパスを選択しておけば、一度に10本の道路を作成できます。
- 重ね線パレットで記憶されるペイント属性は、基本の「線」「塗り」の設定のみです。アピアランスパレット(パネル)で追加した線や塗り、「効果」、ブラシなどの設定は記憶されません。
- レイヤーは、サブレイヤーであっても正しく記憶されます。
- ドキュメント上に全く同じ名前のレイヤーが存在すると、期待と異なる動作になる場合があります。
|